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「女が憧れるのはこれだよ」顔の好みを巡る投稿から考える“憧れ”の違い

「女が憧れるのはこれだよ」という投稿をきっかけに、顔への憧れや、男女で好みを分ける見方に関心が集まっています。

そこで本記事では、顔の好みを巡る投稿を入り口に、以下の4つの構成でニュースや知ると面白い豆知識をお届けします。

  1. 女性が憧れる顔を巡る話題の投稿紹介。
  2. 「自己評価と見た目の好み」に関する2つの豆知識。
    「自分に自信がある女性」ほど、男らしい顔が好きだった
    「赤を着るとモテる」は、なぜ科学の世界で消えかけているのか
  3. Xのコメントまとめ。
  4. 筆者の感想。

今回の話題に注目しながら、自己評価や服の色にまつわる豆知識も身につけていただき、自分らしい好みについて改めて考えるきっかけになれば幸いです。

それでは早速、女性が憧れる顔を巡る投稿から見ていきましょう。

女性が憧れる顔を巡る話題の投稿

今回の顔の好みを巡る話題の投稿をご紹介します👇。

今回の憧れる顔を巡る投稿をきっかけに、人によって異なる好みや印象にも目を向け、自己評価と見た目の好みにまつわる2つの豆知識をご紹介します。

「自分に自信がある女性」ほど、男らしい顔が好きだった

「男らしい顔が好き」という人も、「優しい印象の顔が好き」という人もいます。

こうした好みと、自分の魅力への評価には、関連があるのでしょうか。

2012年の研究では、自己評価と男性の声の男らしさへの好みとの関係が調べられました。※1

顔に関する先行研究にも触れていますが、この研究で直接比較した対象は男性の声です。※1

自分を魅力的だと思う女性と、男らしい声の好み

研究では、自分の魅力を高く評価する女性ほど、長期の関係を想定した場面で、男らしい男性の声を好む傾向が見られました。※1

自分の見た目についての評価が、相手の声の好みとも関係していた点が特徴です。※1

ただし、自己評価を高めれば必ず好みが変わるという因果関係を示したものではありません。

タイトルの「自信」は、あらゆる自信ではなく、自分の魅力についての自己評価として読む必要があります。

健康の自己評価では、別の関係が見られた

同じ研究では、自分の健康を低く評価する女性ほど、短期の関係を想定した場面で男らしい声を好む傾向が見られました。※1

魅力の自己評価と健康の自己評価では、関係を想定する条件と好みの方向が異なっていました。※1

ただし、男らしい声を選ぶ本人が「強い遺伝子」を意識していると確認されたわけではありません。

また、男らしい声の人が実際に健康な遺伝子を持つと、この研究で判定したわけでもありません。

あなたの好みは、自己評価だけでは決まらない

この結果は、相手の特徴だけでなく、自分の捉え方にも目を向ける手がかりになります。

ただし、特定の声の好みから、その人の自信や健康状態を逆に決めつけることはできません。

「この顔が好きだから自信がある」という診断に使える研究ではありません。

好みの違いを理解する一つの視点として、自分の価値観を振り返るきっかけにしたいところです。

魅力や健康についての自己評価と、男性の声の好みとの関連が報告されました。※1

ただし、声についての結果を、そのまま顔の好み全般に広げることはできません。

自分らしい好みを考える材料として、研究の対象と限界も一緒に知っておくことが大切です。

「赤を着るとモテる」は、なぜ科学の世界で消えかけているのか

「赤い服を着ると魅力的に見える」という話を聞いたことがあるかもしれません。

しかし、その効果を検証した研究には、予想された違いを確認できなかった例もあります。※2

服の色だけで好かれ方が決まるという、分かりやすい説明には慎重さが必要です。

赤の効果を確認できなかった3つの研究

2016年の論文では、合計830人の男性が参加した3つの実験が報告されました。※2

女性の衣服の色を変えて評価しても、予想された赤の効果は支持されませんでした。※2

一度報告された結果について、別の条件やより大きい標本で確かめることは、研究の重要な過程です。

ただし、効果が見られなかった研究だけから、どんな場面でも赤は無関係だと断定することはできません。

複数の研究をまとめると、効果は小さく不確かだった

2018年のメタ分析では、赤による魅力評価への平均的な効果は小さく、結果を慎重に読む必要があるとされました。※3

男性が女性を評価した研究では、小さな平均的効果が報告されています。※3

一方、研究間のばらつきや、効果の推定が上振れする可能性も検討されています。※3

つまり「赤の効果は完全に消えた」とまとめるより、条件や研究方法によって結果が安定しないと説明するほうが適切です。

色の効果に頼りすぎず、自分が楽しめる装いを

赤を選んだから必ずモテる、青を選んだから損をする、とは言えません。

好きな色や、着ていて気持ちの良い服を選ぶことも、自分らしい装いを考える方法です。

清潔感や表情にも目を向けるという提案はできますが、この論文が赤との効果比較を行ったわけではありません。

色を楽しみながら、よく聞く恋愛のコツを絶対的な法則として受け取らない姿勢も大切です。

赤い服による魅力評価への効果は、確認できなかった研究もあり、単純な恋愛の法則にはできません。※2

メタ分析で報告された平均的な効果も小さく、不確実性があります。※3

「何色なら正解か」だけにとらわれず、自分が心地よく過ごせる装いを考えたいところです。

Xのコメントまとめ

それでは、今回の投稿と引用元で取り上げられた顔の好みについて、Xで寄せられた反応をご紹介します。

以下の4件はそれぞれの投稿への返信で、最後の1件は話題の背景となった引用元の投稿です。

個人の意見であり、男女全体の好みを示す調査結果ではありません。

話題の背景となった引用元の投稿はこちらです。

筆者のコメント

今回の投稿を読んで、誰かに憧れる気持ちと、恋愛の相手として好きになる気持ちは、似ていても同じではないと感じました。

こんな雰囲気になりたいと思う相手と、一緒に過ごしてみたいと思う相手は、必ずしも一致しません。

顔の話をしていても、実際にはそれぞれが違う種類の好きを語っていることがありそうです。

女性が憧れる顔という言葉に反応が集まるのも、その中に複数の意味が含まれているからかもしれません。

自分もこんな表情をしてみたいという人もいれば、その人を見ているだけで元気になるという人もいると思います。

どちらも、本人にとって大切な魅力の感じ方です。

一方で、男女の好みを画像で分けた投稿を、そのまま全員に当てはめることには慎重でありたいと感じました。

今回の返信にも、男女ともに憧れるという見方や、示された区分では納得できないという意見がありました。

異なる反応を読むと、好みの境界は、簡単な図のようには引けないのだと分かります。

私たちは、相手の顔を見ているつもりでも、自分の経験や期待を通して、その人を受け止めているのかもしれません。

ただ、その理由を一つの研究で説明し切ろうとすることも、避けたいと思います。

今回紹介した自己評価の研究は、声の好みを中心に調べたものでした。

顔について書かれた親タイトルだけを読むと、顔そのものについて実験したと受け取りかねないため、対象を確かめる大切さを感じます。

誰かの好みを聞いて、自信があるからその顔が好きなのだと決めつけることもできません。

研究は、自分や相手を分類する道具というより、考える視点を増やすものとして楽しみたいです。

赤い服の話も、分かりやすい恋愛のコツほど、条件を確認する必要があると教えてくれました。

絶対に魅力が上がる色があると聞けば、試してみたくなる気持ちはよく分かります。

それでも、結果が安定していないことを知ると、色選びを正解探しだけにしなくてよいと感じられます。

好きな服を着て、自分が落ち着いて過ごせることにも、十分な価値があるはずです。

誰かに好かれるための条件ばかり考えると、自分は何が好きだったのかを忘れてしまうこともありそうです。

芸能人への憧れも、その人と同じにならなければいけないという目標ではなく、自分の楽しみを広げるきっかけであってほしいと思います。

好みが変わることも、周囲と違うことも、自然に受け止められるとよいですね。

今回の話題から、自分が惹かれる雰囲気を考えながら、他の人の感じ方にも耳を傾けたいと思いました。

憧れを楽しみつつ、自分らしい魅力や装いも大切にしていきたいです。

引用文献

  1. ※1 Feinbergほか(2012)「Women’s self-perceived health and attractiveness predict their male vocal masculinity preferences in different directions across short- and long-term relationship contexts」
    https://researchportal.bath.ac.uk/en/publications/womens-self-perceived-health-and-attractiveness-predict-their-mal/
  2. ※2 Peperkoornほか(2016)「Revisiting the Red Effect on Attractiveness and Sexual Receptivity」
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10630698/
  3. ※3 Lehmannほか(2018)「Meta-Analysis of the Effect of Red on Perceived Attractiveness」
    https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/1474704918802412
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