
『葬送のフリーレン』公式が「2027年10月」と伝え、第3期「黄金郷編」の放送を待つファンの期待やユーモアを交えた返信が見られます。
そこで本記事では、今回の公式投稿を入り口に、以下の4つの構成でニュースや知ると面白い豆知識をお届けします。
- 『葬送のフリーレン』第3期の放送予定に関する公式投稿の紹介。
- 「キャラクターの名前と現実の世界」に関する2つの豆知識。
リザードンの名を持つ「本物の生き物」がいる夜空には本物の「トトロ」がいる
- Xのコメントまとめ。
- 筆者の感想。
今回のニュースに注目しながら、生き物や天体に残るキャラクター名にまつわる豆知識も身につけていただき、作品が現実の世界とつながる面白さについて改めて考えるきっかけになれば幸いです。
それでは早速、『葬送のフリーレン』の公式投稿から見ていきましょう。
『葬送のフリーレン』公式投稿のニュース情報
「2027年10月」という言葉で第3期の放送予定に注目を集めた、公式の投稿を紹介します👇
今回の作品への注目をきっかけに、親しまれるキャラクターの名前が生き物や天体にも残っている、2つの豆知識をご紹介します。
リザードンの名を持つ
「本物の生き物」がいる
学名とは、動物や植物などにつけられる、世界共通の学問上の名前です。
その正式な名前の中に、ポケモンのリザードンに由来するものがあることをご存じでしょうか。
チリで見つかったハチの新種
チリに生息するハナバチを扱った研究で、8種の新種のうち1種が、リザードンの英語名「Charizard」にちなんで命名されました※1。
研究を行ったのは、カナダのヨーク大学で研究していたスペンサー・モンクトンさんです※1。
成果は2016年、学術誌『ZooKeys』に発表されています※1。
学名は「Chilicola charizard」で、論文に記載された正式な種の名前として、ポケモンに由来する言葉が使われているのです※1。
リザードンと共通するのは、住処と顔立ち
このハチは数ミリほどの小さな生き物で、ドラゴンのように大きいわけではありません※1。
体の色も、リザードンのように全体がオレンジ色なのではなく、主に黒や濃い茶色で、黄色い模様があります※1。
命名についての説明では、山地に生息することや、頭部の形、幅広い後ろ脚などが、リザードンとの比較につながっています※1。
さらに、最初に観察した標本の黄色い模様が、保存の過程でオレンジ色に変化していたことも、名前を選ぶ後押しになったとされています※1。
研究者が見つけた特徴と、親しんでいるキャラクターのイメージが、命名を通して結び付いたのですね。
リザードンに由来する名前は、ファンが付けた愛称だけではなく、分類学の論文に実在します。
ゲームやアニメで親しまれるキャラクターが、生き物の名前を知る入口にもなるという点が面白いところです。
夜空には本物の
「トトロ」がいる
小惑星は、太陽の周りを回る小さな天体です。
その一つに、宮崎駿監督の映画『となりのトトロ』に由来する名前が付けられています※2。
小惑星番号10160「トトロ」
小惑星番号10160の名前は、「Totoro(トトロ)」です※2。
1994年12月31日、群馬県大泉町で小林隆男さんによって発見されました※2。
名前は、宮崎駿監督のアニメ映画『となりのトトロ』にちなんで付けられています※2。
作品のキャラクターと同じ姿の天体があるという意味ではなく、実際の小惑星の名前に作品へのつながりが残っているのです。
太陽の周りを、約3.72年かけて回っている
トトロは、火星と木星の間にある小惑星帯に位置しています※3。
太陽の周りを1周する公転周期は、約1,360日、年に換算すると約3.72年です※3。
つまり、「トトロ」と名付けられた天体が、数年かけて太陽の周りを回っていることになります。
なお、名前を知ったからといって、肉眼で簡単に見つけられる天体というわけではありません。
作品から取られた名前が、天文学で扱う実在の天体にも使われているということなのです。
アニメに由来する名前は、作品の中だけでなく、現実の宇宙にも残っています。
好きな作品をきっかけに、小惑星やその命名に関心を持ってみるのも、楽しみ方の一つですね。
Xのコメントまとめ
それでは、『葬送のフリーレン』第3期を待つファンの声を、確認できた投稿から紹介していきます。
まず、今回の「2027年10月」という投稿に寄せられた反応です。
次に、2026年3月の第3期放送決定の告知に寄せられたコメントを紹介します。
筆者のコメント
今回の公式投稿を見て、好きな作品の名前や登場人物が、日常の言葉の中に自然と入り込んでいることを感じました。
「2027年10月」という予定を見て、フリーレンならどう受け止めるだろうと考えるのも、その一つだと思います。
私たちにとっては長く感じられる待ち時間でも、作品の時間感覚に重ねると、少し違う見方ができます。
待ち遠しさが消えるわけではありませんが、好きな物語を通して気持ちを言葉にできるのは、楽しいことですね。
今回の豆知識でも、作品の名前が思いがけない場所に残っていることを取り上げました。
リザードンにちなんだハチの学名を知ると、研究者の観察と、身近なキャラクターの記憶がつながる瞬間を想像できます。
生き物の分類という専門的な分野でも、名前の由来を知るだけで、少し近づきやすくなる気がします。
もちろん、キャラクターに似ているという話だけで、その生き物の特徴が全部分かるわけではありません。
名前をきっかけに、どこに住み、どんな姿をしているのかを調べることに、次の面白さがあると思います。
小惑星のトトロについても、同じことを感じました。
普段は小惑星の番号を気にしない人でも、知っている名前が付いていると、少し立ち止まって読んでみたくなるのではないでしょうか。
そこから、公転周期や小惑星帯という言葉を知ることができれば、作品への親しみが新しい知識への入口になります。
私には、こうしたつながりが、作品の楽しみを画面の外へ広げてくれるように思えました。
好きなキャラクターの名前を知っているだけで、これまで遠く感じていた分野に関心を持てることがあります。
その入口は、必ずしも難しい説明や大きな目的である必要はないのでしょう。
「そんな名前が本当にあるのか」という小さな驚きから始まっても、十分だと思います。
フリーレンの次の放送を待つ間にも、作品そのものを見返す以外に、楽しみ方はいろいろありそうです。
物語に登場するものをきっかけに、現実の歴史や文化について調べてみるのも、その一つかもしれません。
ただ、現実の知識と作品の設定を混ぜて、同じものとして説明しないようにしたいですね。
それぞれの違いを押さえたうえでつながりを見つけると、どちらの面白さも楽しめると思います。
今回の短い公式投稿からは、続編を待つ気持ちを共有できることのうれしさも伝わってきました。
誰かのユーモアに笑ったり、楽しみにしているという言葉に共感したりする時間も、作品との付き合いの一部なのでしょう。
2027年10月の放送を楽しみにしながら、身近なところにある物語と現実のつながりにも、少し目を向けていきたいです。
引用文献
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※1 EurekAlert!/Pensoft Publishers「One of 8 new endemic polyester bees from Chile bears the name of a draconic Pokemon」、2016年。
https://www.eurekalert.org/news-releases/844107
関連論文:Monckton S. K.「A revision of Chilicola (Heteroediscelis), a subgenus of xeromelissine bees (Hymenoptera, Colletidae) endemic to Chile: taxonomy, phylogeny, and biogeography, with descriptions of eight new species」ZooKeys、2016年。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27408541/ -
※2 Wikipedia「トトロ(小惑星)」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/トトロ_(小惑星) -
※3 Space Reference「10160 Totoro (1994 YQ1)」。
https://www.spacereference.org/asteroid/10160-totoro-1994-yq1




















