
無印良品週間の開催が発表され、10%オフを前にカレーや冬支度の品を楽しみにする投稿が集まっています。
そこで本記事では、無印良品から届いた開催の知らせに注目しながら、以下の4つの構成でニュースと知ると面白い豆知識をお伝えします。
- 無印良品週間の発表と利用条件のニュース紹介。
- 「迷ったときの判断と自分らしい選び方」に関する2つの豆知識。
「悩まず買う」方が実は正解?無意識が選ぶ買い物術が科学的に正しい理由
「みんな持ってる」に安心?「誰も持ってない」に興奮?消費心理の正体
- Xのコメントまとめ。
- 筆者の感想。
今回の知らせをきっかけに、判断の仕方や好みの違いにまつわる豆知識も身につけていただき、自分の暮らしに合う買い物とは何かを考える時間になれば幸いです。
それでは、無印良品週間のお知らせから確認していきましょう。
「お待たせしました。
」無印良品週間の開催情報
今回の無印良品週間について、公式の発表を確認していきます👇。
無印良品の公式案内では、2026年10月23日(金)から11月3日(火)まで、無印良品メンバー向けに10%オフの無印良品週間を開催します。
店舗はMUJI アプリの提示が必要で、ネットストアは11月4日(水)午前10時までとなり、一部の店舗・商品は対象外です。
海外のMUJI アプリ・MUJI Card利用者は対象外で、10月19日から11月11日まで、一部商品を除きネットストアの店舗受け取りと店舗での取り寄せを停止する案内も出ています。
無印良品週間を楽しみにする投稿をきっかけに、迷ったときの判断や自分の好みに合う選び方について、知ると面白い2つの豆知識をご紹介します。
「悩まず買う」方が実は正解?
無意識が選ぶ買い物術が科学的に正しい理由
「衝動買いは良くない」「じっくり考えてから買うべき」と言われることがあります。
一方、心理学では、情報を得た後に別の課題へ注意を向けることが、複雑な選択に役立つかを調べた研究があります。※1
ダイクステルハウス氏らの「無意識思考理論」はその一つですが、直感の優位が常に確認されているわけではありません。※2
「無意識思考理論」とは何か
この理論では、複雑な判断について、意識的に考える場合と、一度別のことに注意を向けた場合を区別して考えます。※1
研究では、複数の商品についていくつもの特徴を提示し、その後の選択を比較する課題などが使われてきました。
情報を得てから考える条件と、別の課題をしてから選ぶ条件などを比べるのが基本的な方法です。
ただし、大規模な追試では無意識思考の優位を支持する証拠が得られず、結果の再現性に議論があります。※2
なぜ考えすぎると失敗するのか
たくさんの情報を同時に比較することには負担がかかります。
ただし、「人間が意識できる情報は必ず7±2個まで」と、どの買い物にも当てはまる上限として扱うことはできません。
家電や車などでは、比較項目を整理し、用途に必要な条件を見失わないことが大切です。
無意識なら膨大な情報を正確に統合できる、という保証があるわけでもありません。
選択の複雑さだけで、直感と熟考のどちらが正解かを一律に決めることは避けたいです。
「寝かせる」買い物テクニック
大きな買い物で迷ったら、いったん時間を置いて考え直す方法はあります。
情報を集めた後に別のことをして、落ち着いてから購入の必要性を見直してみるという工夫です。
翌日に最初に思い浮かんだ候補が、科学的に最良だと保証されているわけではありません。
時間を置いた後も、予算やサイズ、返品条件など、買うために必要な情報は確認したいです。
悩んだときに休むことと、調べずに衝動で買うことは区別して考える必要があります。
「寝れば必ず正解が出る」と考えず、落ち着いて判断するための時間として使うとよさそうです。
「みんな持ってる」に安心?
「誰も持ってない」に興奮?
消費心理の正体
友達が持っているバッグを見て欲しくなる人もいれば、他の人と同じものを避けたい人もいます。
人と違う自分でありたいという欲求は、心理学や消費者行動の研究で扱われてきました。※3
商品の選択を通じて、自分らしさをどう表現するのかという視点です。※3
人は「適度に違う」を求める
自分らしさを示したい気持ちと、周囲に受け入れられたい気持ちは、どちらも人の選択に関わります。※4
2001年には、消費者が商品を通して他者との違いを求める傾向を測る尺度が開発されました。※3
独自性への欲求は、商品やブランドを選んで自分を表現する行動を理解する手がかりになります。※3
ただし、その欲求が低い人なら必ず人気商品に安心する、と二つのタイプに分け切れるわけではありません。
独自性欲求は状況によって変わる
自分らしさと周囲とのつながりをどう両立するかは、社会的な状況とともに考える必要があります。※4
不安なときは必ず定番を選ぶ、自信があるときは必ず限定品を選ぶ、と単純には決められません。
また、服と家電では重視することが違うように、同じ人でも商品ごとに選び方が違ってよいはずです。
2000~2020年のネット回答者を調べた研究では、後年の回答者ほど独自性欲求が低い傾向で、Z世代全体で高まったという説明とは一致しません。※4
マーケティングは両方を狙っている
商品の案内には、多くの人が選んでいることを示す表現と、特別感を伝える表現があります。
「累計100万個」といった言葉は、利用者の多さを知る情報になります。
「限定100個」といった言葉は、その品を手に入れられる範囲の小ささを伝えます。
どちらの表現が気になったとしても、最後に自分の用途や好みに合うか確かめて選びたいです。
同じものを選ぶ楽しさと、人と違うものを選ぶ楽しさは、一人の中に共存していても不思議ではありません。
自分がなぜ欲しいと感じたかを振り返ることが、納得できる買い物の手がかりになりそうです。
Xのコメントまとめ
それでは、無印良品週間を楽しみにするXのコメントを集めましたので、見ていきましょう。
筆者のコメント
無印良品週間の発表に集まった反応を見ていると、同じ知らせを待っていても、その先に思い描く買い物は人それぞれなのだと感じます。
カレーを楽しみにする人もいれば、冬用のインナーや日々使う品を考えている人もいます。
「お待たせしました。」の一言の向こうに、いろいろな生活の場面が広がっているのが面白いと思いました。
私がこの企画に感じる魅力は、普段の買い物に少し計画を立てる楽しさが加わることです。
いつも使う品を買うだけでも、残りの量を調べて予算を考えると、なんとなく店へ行くときとは気持ちが変わります。
欲しかったものを待っていた人にとっては、ようやく買えるという喜びも大きいのでしょう。
一方で、発表をきっかけに初めて気になる品が出てくることも、買い物の自然な楽しさだと思います。
SNSで見た品を調べたり、自分と違う使い方を知ったりすることで、暮らしの選択肢が広がることがあります。
ただ、人がすすめる品がそのまま自分にも合うとは限らないので、使う場所や目的まで想像して選びたいです。
人気があることを参考にしながらも、自分の家には別のサイズや形の方が合うと気づく場面もありそうです。
逆に、ずっと使っている定番品なら、他の人と同じだからという理由で避ける必要もありません。
自分が使いやすいと思えることを中心にすると、流行や限定という言葉とも程よい距離で付き合える気がします。
今回の十%オフも、自分に必要な品を見つける後押しとして受け止めたいと思いました。
割引されることだけが買う理由になってしまうと、家に届いてから使い道に困るかもしれません。
少し迷うものは、期間中にもう一度確認するくらいの余裕を持ってもよいのではないでしょうか。
もちろん、在庫の状況は品物によって変わるので、買いたいものが明確なら条件を早めに確認しておきたいです。
店頭ではアプリの提示が案内されており、メンバー向けの企画という基本も押さえておく必要があります。
ネットで注文する場合には、終了時刻や配送に関する条件まで含めて、いつもの買い方ができるか見ておきたいです。
今回は一部サービスの停止も告知されているため、店舗受け取りを使うつもりだった人は特に注意したいと思います。
発表を喜ぶ気持ちと、条件を確かめる落ち着きの両方があれば、買い物をもっと楽しめそうです。
せっかく待っていた機会だからこそ、誰かの正解ではなく、自分の暮らしに合う満足を持ち帰りたいです。
引用文献
- ※1 Dijksterhuis・Nordgren(2006)「A Theory of Unconscious Thought」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26151465/ - ※2 Nieuwensteinほか(2015)「On making the right choice: A meta-analysis and large-scale replication attempt of the unconscious thought advantage」
https://doi.org/10.1017/S1930297500003144 - ※3 Tian・Bearden・Hunter(2001)「Consumers’ Need for Uniqueness: Scale Development and Validation」
https://doi.org/10.1086/321947 - ※4 Chopikほか(2024)「Changes in Need for Uniqueness From 2000 Until 2020」
https://online.ucpress.edu/collabra/article/10/1/121937/202992/Changes-in-Need-for-Uniqueness-From-2000-Until






















