
ヒカキンさんが肺炎での入院を振り返り、体調が悪いときに無理を重ねないよう呼びかけています。
そこで本記事では、ヒカキンさんの体調に関する報告をきっかけに、次の4つの構成でニュースと日々の暮らしに役立つ豆知識をお伝えします。
- ヒカキンさんの肺炎による入院報告のニュース紹介。
- 「予防習慣の続け方と緑茶の研究」に関する2つの豆知識。
なぜ三日坊主になるの?手洗い・うがいが続かない本当の理由と解決策
風邪・認知症予防は薬より緑茶?1日2杯で脳が変わる、カテキンの驚くべき正体
- Xのコメントまとめ。
- 筆者の感想。
今回の話題に注目しながら、生活習慣や飲み物に関する研究も身につけていただき、無理なく続けられる健康への心がけを考えるきっかけになれば幸いです。
それでは早速、ヒカキンさんの入院報告のニュースから見ていきましょう。
ヒカキンさんの肺炎による入院報告のニュース情報
今回のヒカキンさんの入院報告に関するニュースをまとめました👇。
今回の体調を大切にする呼びかけをきっかけに、毎日の小さな行動や飲み物との付き合い方を考える、習慣化と緑茶に関する2つの豆知識をご紹介します。
なぜ三日坊主になるの?手洗い・うがいが続かない本当の理由と解決策
風邪予防のために「手洗い・うがいを習慣にしよう」と決意しても、なかなか続かないことはありませんか。
実は、新しい行動が習慣として自動化されていくまでの期間を調べた研究があります。
ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジの研究では、自動化の到達水準の95%に近づくまでの期間の中央値が66日でした。※1
習慣化には中央値66日、個人差は18日から254日
フィリッパ・ラリー博士らが2009年にオンライン発表した研究では、96人の参加者を対象に習慣形成のプロセスが調査されました。※1
参加者には飲食や運動に関する行動を、同じ状況の中で毎日繰り返してもらい、自動的に行う感覚の変化を測定しました。※1
モデルに適合したデータでは、自動化の到達水準の95%に近づくまでの期間の中央値は66日でした。※1
ただし、推定された期間は18日から254日まで大きな幅があり、全員に同じ日数が当てはまるわけではありません。※1
簡単な習慣ほど早く、複雑な習慣ほど時間がかかる
習慣化にかかる時間は、その行動や本人の状況によって変わります。
研究では、飲み物を飲む行動と運動する行動で、自動化の進み方に違いが見られました。※1
労力のかかる行動では、習慣として定着するまで時間がかかる可能性があります。※1
手洗い・うがいが必ず2か月で身につくと確かめられた研究ではないため、期間を固定せず、続けやすい場面を決めることが大切です。
続けやすくするための3つの工夫
習慣化には、同じ状況で行動を繰り返すことが大切です。※1
最初の2週間だけが特別に重要だと、この研究で証明されたわけではありません。
工夫の1つ目は、既存の行動に結びつけることです。
例えば「帰宅して靴を脱いだら手を洗う」と、行動する場面を決めておきます。
2つ目は、実行しやすい環境を作ることです。
洗面台に石けんと清潔なタオルを用意し、すぐ行動できるようにします。
3つ目は、実行できた日にカレンダーへ印を付け、振り返ることです。
これらは研究の「66日」を期限にするものではなく、日常で取り入れやすくするための工夫です。
研究では自動化までの期間の中央値が66日で、個人差も大きいことが示されました。※1
18日から254日という幅を踏まえると、数日続かなかっただけで自分を三日坊主と決めつける必要はありません。※1
手洗いなどの行動は、既存の習慣と結びつけ、準備を整え、記録することで続けやすくしていきましょう。
風邪・認知症予防は薬より緑茶?1日2杯で脳が変わる、カテキンの驚くべき正体
風邪をひいたとき、温かい緑茶を飲むとホッとしますよね。
緑茶の摂取習慣と、長期的な認知機能の関係を調べた研究があります。※2
国立がん研究センターの報告では、1日2~3杯を飲む群で認知機能障害のオッズが44%低く、薬より有効であることを示す結果ではありません。※2
1日2〜3杯で認知機能障害のオッズが44%低い関連
長野県の1155人を対象とした研究では、中年期の緑茶・コーヒー摂取と、約20年後の認知機能障害との関連を調べました。※2
緑茶1日1杯以下の群と比較し、2~3杯の群のオッズ比は0.56でした。※2
男性では同じ比較のオッズ比が0.38でしたが、男女差の理由は明らかではありません。※2
カテキンなどの成分が関係する可能性が考えられる一方、観察研究なので、緑茶が直接リスクを下げたと証明したわけではありません。※2
カテキンと脳の健康に関わる可能性
緑茶に含まれるカテキンは、ポリフェノールの一種です。※2
抗酸化作用は、酸化による細胞への影響を抑える働きとして研究されています。※2
抗炎症作用や、異常タンパク質の蓄積を抑える作用なども、認知機能との関連を説明する候補として考えられています。※2
ただし、緑茶を飲めば風邪やインフルエンザ、認知症を確実に予防できるという結論ではありません。
温度と抽出方法で成分が変わる緑茶の飲み方
緑茶は淹れ方によって味や成分の抽出量が変わります。
ただし、この認知機能の研究は、80℃以上で淹れれば認知症予防に有効だと調べたものではありません。※2
テアニンなどにはリラックスに関わる働きが考えられていますが、同研究で60℃のお茶の効果を比較したわけでもありません。※2
風邪のときに熱いお茶の抗ウイルス効果を期待するのではなく、飲みやすい温度で楽しみ、療養や治療を優先したいですね。
1日2~3杯の緑茶摂取は、約20年後の認知機能障害のオッズが低いことと関連していました。※2
カテキンなどの作用が考えられますが、原因と結果の関係や具体的な作用は、さらなる研究が必要です。※2
緑茶を薬の代わりにせず、日々の飲み物として楽しむ視点が大切です。
Xのコメントまとめ
それでは、ヒカキンさんの入院報告のニュースについて、Xで寄せられたコメントをまとめましたので、紹介していきます。
筆者のコメント
今回のニュースを読んで、健康を大事にすることは、特別な日にだけ意識するものではないと感じました。
体調を崩したあとなら、もっと休んでおけばよかったと考えられても、忙しい毎日の中では、その判断を後回しにしがちです。
ヒカキンさんのように、多くの人から期待されている方であれば、予定を変更する負担も小さくないと思います。
それでも、本人が今回の経験を率直に伝えたことは、働き方を見直すきっかけになると感じました。
私は、休むことを毎回気合いで決めようとするより、あらかじめ休みやすい仕組みを持っておくことが大切だと思います。
たとえば、作業を引き継げるよう記録を残したり、体調が悪いときに誰へ連絡するか決めたりするだけでも、迷いは減りそうです。
予定に空白を作ることを、何もしていない時間と考える必要もありません。
長く仕事や活動を続けるためには、その空白も必要な準備なのだと思います。
今回紹介した習慣化の研究にも、日常を考えるヒントがありました。
66日という数字だけを見ると、それを達成すれば完成だと考えてしまいそうですが、実際には個人差があります。
数日忘れたから自分は続けられない人だと決めつけず、また取り組めるようにする方が前向きです。
手洗いなどの行動も、やろうと毎回思い出すより、帰宅後の流れに組み込む方が取り入れやすいと感じます。
こうした小さな準備は、忙しい人ほど意味があるのではないでしょうか。
緑茶の研究についても、飲めばすべて解決するという受け止め方にはしたくありません。
普段の飲み物と長期的な健康との関係を調べる研究は興味深いですが、ひとつの食品だけに期待を集めすぎると、生活全体を見る視点が抜けてしまいます。
温かいお茶を飲む時間を楽しむことと、病気の治療を置き換えることは別です。
私は、身近な習慣を無理なく整えるという意味で、こうした知識を役立てたいと思いました。
家族の看病をしていると、自分の休憩や食事が後回しになることもあると思います。
誰かを支える人が、自分まで我慢しなければならないと感じない環境があってほしいです。
周囲から、休んでいいよと伝えるだけでなく、実際に家事や予定を分担することも大切だと感じます。
SNSで復帰を待つ声を届けるときも、急がなくていいという気持ちを一緒に伝えたいです。
いつもの元気な姿を期待するからこそ、そこへ戻るまでの時間も尊重したいと思います。
退院を報告できたことにはほっとしましたが、それを働くペースをすぐ戻す合図にはしなくてよいはずです。
今回の報告をきっかけに、自分の暮らしにも休める余白があるか、私も一度見直してみたいと思いました。
引用文献
- ※1 Lallyほか「How are habits formed: Modelling habit formation in the real world」。 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ejsp.674
- ※2 国立がん研究センター「緑茶・コーヒーの摂取と認知機能障害リスクとの関連について」。 https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/9527.html



















