
Mrs. GREEN APPLEの新アルバム『POPS』を巡り、大森元貴さんが「#ミセスPOPS」のトレンド1位と新曲群への反響に喜びを投稿しました。
本記事では、今回の投稿を入り口に、以下の4つの構成で音楽にまつわる話題をお届けします。
1. 大森元貴さんの投稿と『POPS』の配信情報。
2. 「CDリリース」に関する2つの豆知識。
・なぜ同じ曲を何度も聴いてしまうのか?音楽が脳を騙してドーパミンが暴走するメカニズムがやばすぎる!
・あなたは無意識に色で購入を決めている!色彩心理学が生活にたくさん潜んでいる現実を知る
3. Xのコメントまとめ。
4. 筆者の感想。
音楽が広がる瞬間に注目しながら、関連する話題も見ていきましょう。
それでは、まず大森元貴さんの投稿から紹介します。
大森元貴さんと『POPS』のニュース情報
今回の投稿はこちらです👇
大森さんは「#ミセスPOPS」のトレンド1位に感謝し、新曲群もそれぞれトレンド入りしたことへの喜びを伝えました。
公式サイトによると、アルバム『POPS』全16曲は9月29日にデジタル配信が始まり、CDは9月30日に発売予定です。
一曲ずつ聴き直す楽しさに加え、CDを手に取る体験にはジャケットの見た目も関わります。音楽の聴き方とパッケージの印象に関する2つの豆知識を見ていきます。
なぜ同じ曲を何度も聴いてしまうのか?
聴き返すたびに見つかる音楽の魅力
新しいアルバムを聴き終えた直後、気に入った一曲をもう一度再生したくなることがあります。
曲の長さもメロディーも変わっていないのに、二度目には違う部分が耳に残る。
そんな経験はありませんか。
同じ曲を繰り返し楽しめる理由を、音楽の「予測」と「発見」から考えてみましょう。
次の展開が分かる心地よさ
私たちは音楽を聴くとき、次にどんな音が来るかを予想しています。
初めて聴く曲では、メロディーがどこに向かうか分からない面白さがあります。
一度聴いた曲なら、「もうすぐ好きなサビが来る」と待つ楽しさが生まれます。
日本認知科学会で発表された研究でも、音楽の予測と実際の音との違いに注目しています。※1
予想した通りの音が来てうれしくなることも、少し意外な展開に驚くことも、曲を楽しむきっかけになります。
同じ曲を聴き返すとき、私たちは一度目とは違う期待を持って再生ボタンを押しているのかもしれません。
二度目だから聞こえる音がある
初めて曲を聴くときは、歌声やサビのメロディーに意識が向きやすいでしょう。
ところが聴き返すと、後ろで鳴っている楽器や、曲が始まる前の小さな音に気づくことがあります。
一度目には聞き取れなかった歌詞が、二度目にははっきり心に残ることもあります。
曲自体は同じでも、耳を傾ける場所が変われば、受け取る印象も変わるのです。
好きな一節を確かめようと聴き始め、別の一節を新たに好きになる。
そんな発見が、もう一度聴きたくなる理由の一つではないでしょうか。
自分の気分によっても曲は変わる
昨日は明るく聞こえた曲が、疲れた日に聴くと優しく感じられることがあります。
友人との会話や、学校・仕事での出来事を経て、歌詞の受け取り方が変わることもあるでしょう。
同じ曲を繰り返すことは、同じ体験を繰り返すことではありません。
その日の自分が曲のどこに反応するかを知る時間にもなります。
アルバムの発売直後に好きだった曲と、一カ月後に最も聴いている曲が違っていても不思議ではないのです。
好きな曲を何度も聴くのは、すでに知っている音を楽しみながら、新しい発見もできるからかもしれません。
次にアルバムを聴き返すときは、初回に注目しなかった楽器や歌詞にも耳を傾けてみてください。
あなたは無意識に色で購入を決めている?
CDジャケットと色彩心理の関係
CDを見かけたとき、曲名より先にジャケットの色が目に入ることがあります。
鮮やかな色に気分が上がったり、落ち着いた色使いに引き込まれたり。
私たちが商品に抱く第一印象と、パッケージの色にはどのような関係があるのでしょうか。
色は言葉より先に印象を伝える
店頭に商品が並んでいるとき、パッケージの色や形は一目で分かります。
活水女子大学の資料でも、パッケージのデザインが消費者に与える影響が取り上げられています。※2
同じ商品でも、明るい色を使うか、落ち着いた色を使うかで、最初に受ける印象が変わることがあります。
CDジャケットも、音を聴く前に作品と出会う入口の一つです。
色使いから「明るそうな曲かな」「少し静かな作品かな」と想像した経験がある人もいるでしょう。
実際に曲を聴いたとき、想像通りだったか、意外だったかを比べるのも楽しいですね。
パッケージの色と「欲しい」という気持ち
チョコレートのパッケージカラーを変え、商品イメージや購買意向との関係を調べた研究があります。※3
色は、商品をどのように感じるかに関わる要素の一つです。
たとえば、同じ品物でも包装を変えると、手に取ったときの印象が違って見えることがあります。
もちろん、購入するときには価格や中身、好みも大切です。
CDなら、アーティストの曲が好きかどうかが大きな理由になるでしょう。
そのうえで、目を引くジャケットが作品を知るきっかけになることはありそうです。
曲を聴いた後、ジャケットの見え方が変わる
初めて見たときには、ただきれいだと思ったジャケット。
アルバムを聴き終えてから見返すと、その色が曲の雰囲気と結びつくことがあります。
歌詞カードを開きながら聴いた記憶や、初めてCDを手にした日の気持ちまで思い出す人もいるでしょう。
配信サービスでは、スマートフォンの画面でジャケットを眺められます。
CDなら、ケースを手に取り、表と裏を見比べたり、歌詞カードをめくったりできます。
同じデザインでも、触れ方が変わると印象も変わるかもしれません。
CDジャケットの色は、音楽に出会う前の期待と、聴いた後の記憶の両方につながります。
次に好きなアルバムを聴くときは、ジャケットを改めて眺めてみてはいかがでしょうか。
Xのコメントまとめ
それでは、『POPS』を聴いた人やCDの到着を楽しみにする人の投稿を紹介します。
筆者のコメント
大森元貴さんの「もっといくぞ、なぁPOPS」という言葉からは、アルバムが届いた喜びと、これからさらに広がってほしいという期待の両方を感じました。
トレンド1位はわかりやすいニュースですが、個人的には新曲群がそれぞれ話題になったという部分の方が気になります。
アルバムの中で一曲だけが注目されるのではなく、いろいろな曲に別々の感想が集まっているなら、聴き手がそれぞれの入口を見つけているからです。
同じ作品を聴いても、歌詞から入る人、音作りに耳を澄ます人、まず声に惹かれる人がいます。
私も新しいアルバムを聴くと、最初は勢いのある曲を選びがちですが、後から静かな曲を何度も聴くようになることがあります。
その変化こそ、アルバムを一回で終わらせずに持ち続ける楽しみだと思います。
今回、CDを楽しみにする人の声を読んで、音楽を所有する感覚についても考えました。
スマートフォンですぐ聴ける便利さは大きい一方で、歌詞カードを開いて文字を追う時間や、棚にジャケットを置く時間は別の記憶になります。
表紙の色やデザインは曲の印象と結びつき、後で見返したときに聴いていた頃の気持ちを思い出させることもあります。
もちろん、どちらの聴き方が正しいという話ではありません。
配信で今日聴き、明日CDで改めて向き合う人もいるでしょう。
音楽の予測やパッケージの研究は、その体験の一部を考える手がかりになりますが、個々の感想を科学で決めつけることはできません。
大森さんの喜びがファンに伝わり、ファンの感想がまた作品の話題を広げていく。
この先、ライブで初めて聴く曲が変わるかもしれませんし、季節が変わったときに響く歌詞も変わるかもしれません。
CDの色や手触りまで含めて記憶に残る人もいれば、通勤中に配信で聴いた景色と結びつく人もいるでしょう。
一つの作品にさまざまな思い出が重なっていくことが、音楽の面白さだと思います。
今日の数字をきっかけに興味を持った人にも、ランキングから少し離れ、自分の耳で確かめる時間があればうれしいです。
その往復を見ていると、『POPS』の発売日は単なる日付ではなく、多くの人が自分なりの一曲を見つけ始める日なのだと感じます。
トレンドの順位は日々変わりますが、好きな音は自分の中に残ります。
いま一斉に盛り上がる楽しさを味わった後も、日常の何気ない場面で曲と再会できたら素敵です。
まずは全曲を通して聴き、自分だけのお気に入りを探したいと思います。
引用文献
※1 日本認知科学会「予測誤差による音楽的快感の誘発メカニズム―脳波解析による検討」
https://www.jcss.gr.jp/meetings/jcss2024/proceedings/pdf/JCSS2024_P-2-66A.pdf
※2 活水女子大学「商品パッケージのデザインが消費者に与える影響」
https://www.kwassui.ac.jp/university/wp-content/uploads/2024/01/64_sep_01_Oda.pdf
※3 京都橘大学「パッケージカラーが商品イメージおよび購買意欲に及ぼす影響」
https://tachibana.repo.nii.ac.jp/record/371/files/kenkyu_043_203-218.pdf





















