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細田守が描いた“親子の13年”──『おおかみこどもの雨と雪』声優陣と時代設定の裏側に迫る

『おおかみこどもの雨と雪』は、2012年公開から10年以上経った今でも、多くの人の心に残る作品です。
金曜ロードショーでの再放送が発表されるたびにSNSが沸き、「何度観ても泣ける」「花の強さに勇気をもらう」といった声が相次ぎます。今回は、細田守監督が語った「時代設定を“だいたい現代”にした理由」に改めて注目が集まっています。

物語は、人間の女性・花が“おおかみおとこ”と恋をし、ふたりの子ども──雪と雨──を育てる13年間を描いたもの。父親の死をきっかけに都会を離れ、田舎での暮らしを選んだ花が、社会と自然、そして人間と動物という“境界”の中で葛藤しながら生きる姿が描かれます。
本作の最大の特徴は、そのファンタジー設定を“リアルな現代社会”の中に落とし込んでいる点です。携帯電話や車が登場し、生活感のあるアパートやスーパーが描かれる一方で、登場人物たちの感情はとても普遍的で、時代を超えて共感できる構成になっています。

細田監督は過去のインタビューで、「あえて“だいたい現代”にした」と語っています。これは特定の年号や出来事を避け、観る人が“今”として感じられる時間を作るための工夫でした。つまり、『おおかみこども』の世界は2012年にも2025年にもなり得る――そうした“時間の曖昧さ”が、作品に深みを与えているのです。
この設定により、花の選択や苦悩が「昔話」ではなく、「今の誰かの現実」として響いてくる。シングルマザーの孤立、子どもの個性をどう受け入れるか、地域社会との摩擦。どれも現代社会が抱えるテーマです。

声優陣の演技も、作品の感情を支える大きな柱です。花を演じた宮崎あおいは、繊細でありながら芯のある声で“母としての成長”を丁寧に表現。雪を演じた大野百花・黒木華、雨を演じた加部亜門・西井幸人といったキャストたちも、子どもから青年期への移ろいを自然に演じ分けています。声そのものに“時の流れ”を感じるのも、この作品ならではです。

また、今回の再放送では細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』の特別映像も放送されるとのこと。2012年の『おおかみこども』から13年、監督がどのように“家族と命”を描き続けてきたのか、その軌跡を振り返る絶好のタイミングでもあります。
「だいたい現代」という曖昧な時代設定の中に、どんな時代にも通じる“普遍の愛”が宿る。だからこそ、『おおかみこどもの雨と雪』は、いつの時代に観ても新しいのだと思います。

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11月7日午後9時から日本テレビ系「金曜ロードショー」にて、劇場アニメ「おおかみこどもの雨と雪」が本編ノーカットで放送されます。  同作は、2012年に公開さ…
(出典:映画.com)

<ツイッターの反応>

シュー
@creampuff_yu

おおかみこどもの雨と雪は録画するの忘れてたー。笑 バケモノの子は録画して絶対に見なければ、めっちゃ大好きだった作品だし、今年で10周年だし…笑

(出典 @creampuff_yu)

ぱふぇ
@parfait_820

昨日絵あげようと思ったのにおおかみこどもの雨と雪観て泣いちゃって描けなかった

(出典 @parfait_820)

ぶいぶい♡⧫(◕ ˑ̫◕)⧫♡
@v_eievui

返信先:@pikaaa_zc33s おおかみこどもの雨と雪に出てくる 先生みたいや🦊 🦌は大きくてびっくりした しかも夜中はライト照らしても 止まったままだったよ

(出典 @v_eievui)

つゆ☔️
@usamimi_tuyu

おおかみこどもの雨と雪もダイスキ🎶

(出典 @usamimi_tuyu)

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