
三崎優太さんから届いた新しい家族の知らせが、家族を迎える喜びへの関心を集めています。
そこで本記事では、新しい家族の紹介をきっかけに、以下の4つの構成で話題の情報と豆知識を見ていきます。
- 三崎優太さんの新しい家族のニュース紹介
- 「父親の変化と赤ちゃんの細菌叢」に関する2つの豆知識
つわり、体重増加…実は父親の80%が経験していた!?
共感妊娠の真実帝王切開の赤ちゃんが受け取れない「母からの贈り物」
- Xのコメントまとめ
- 筆者の感想
今回のうれしい報告を入口に、妊娠・出産に関する知識を深め、新しい家族の健康と安心をどう支えるかを考えていただければ幸いです。
それでは早速、三崎優太さんの新しい家族のニュースから見ていきましょう。
三崎優太さんの新しい家族のニュース情報
今回の新しい家族の紹介に関する投稿はこちらです👇
今回の家族の誕生をきっかけに、妊娠・出産を家族で迎える時に知っておきたい、父親の変化と赤ちゃんの細菌叢について2つの豆知識をご紹介します。
つわり、体重増加…実は父親の80%が経験していた!?
共感妊娠の真実
パートナーの妊娠・出産に伴い、男性にも体調やホルモンの変化が見られる場合があります。※1
父親を対象にした研究では、出産前後でプロラクチンやテストステロンなどの値に違いが観察されています。※1
妊娠したパートナーに似た身体的・心理的な症状が現れることは、「クーヴァード症候群」、いわゆる共感妊娠として知られています。※2
ただしタイトルの「80%」は全世界の父親に共通する確定値ではなく、割合は調査対象や症状の定義によって変わります。※2
ホルモンの研究と共感妊娠の症状は関連が検討されていますが、すべてを一つの生物学的原因で説明できるわけではありません。※1※2
父親の体に起こる具体的な変化
カナダのメモリアル大学の研究では、出産を控えた父親と出産後の父親のホルモンや、乳児への反応が調べられました。※1
プロラクチンは女性の授乳にも関わるホルモンで、この研究では出産直前の時期に高い濃度が観察されています。※1
テストステロンなどの性ステロイドは、出産後に低い濃度が観察されましたが、全員が同じ割合で変化するとはいえません。※1
ホルモンと乳児への反応には関連が見られたものの、値が変われば必ず穏やかな性格になると結論づける研究ではありません。※1
妊婦のフェロモンが原因だとする2024年の特定の研究や、20%・33%という数値は、今回確認した原著では裏付けられません。※1
研究者は、こうしたホルモンのパターンが養育の準備に関わる可能性を考えていますが、因果関係まで確定したわけではありません。※1
父親が経験する妊娠様症状
共感妊娠では、妊娠しているパートナーに似た症状を男性が経験することが報告されています。※2
体重増加は報告される症状の一つですが、どの調査でも最も多い症状だと決めることはできません。※2
つわりに似た吐き気を訴える人もいますが、男性が実際に妊娠しているという意味ではありません。※2
疲労感や睡眠の変化など、身体面と心理面にまたがる訴えも調査の対象になります。※2
2025年の一つの調査でも多くの参加者が複数の症状を報告しましたが、選ばれた参加者の結果を父親全体の割合と見なすことはできません。※2
症状の時期や強さにも個人差があり、妊娠初期と後期に全員同じように強く出ると断定するのは避けたいところです。※2
なぜ父親の体が変化するのか
父親の変化には、養育への適応という進化的な説明も考えられています。※1
親が協力して子どもを世話することは大切ですが、その意義だけで個々の体調変化の原因が証明されるわけではありません。
ホルモンのパターンが養育行動の準備に関わるというのは、研究者が提示した可能性の一つです。※1
ホルモンの変化によって攻撃性が必ず下がり、共感性が必ず高まるという一律の変化は示されていません。※1
生まれてくる赤ちゃんの世話に慣れていく過程には、知識や経験、周囲の支えも関わると考えられます。
出産前後の時期によって父親のホルモン値に違いが見られることは、研究でも報告されています。※1
一方、世話の時間が長ければオキシトシンが必ず高くなるという説明まで、今回の資料から導くことはできません。※1
体の変化だけに期待するより、実際に育児を学び、パートナーと役割を話し合うことが大切ではないでしょうか。
父親にも出産前後の変化が見られるという研究は、家族全体で妊娠・出産を迎えることを考えるきっかけになります。※1
共感妊娠の仕組みは未解明な部分もあり、症状を一律に進化の結果と決めつけず、実際の体調にも目を向けたいところです。※2
帝王切開の赤ちゃんが受け取れない「母からの贈り物」
出産方法の違いによって、生後早期の赤ちゃんの腸内細菌の構成に違いが見られることがあります。※3
経腟分娩では母親由来の細菌が伝わりますが、2019年の研究は、膣だけでなく母親の腸内細菌の伝達にも着目しています。※3
帝王切開ではその伝達のパターンが異なりますが、母親からの細菌を一切受け取れないという意味ではありません。※3
Nature誌の研究では、帝王切開児で病院環境に関連する細菌が多く検出される傾向も報告されました。※3
ただし、その違いがそのまま一生の健康を決めると証明されたわけではありません。※3
産道を通ることで受け取る細菌の役割
経腟分娩での細菌の伝達を、膣内のラクトバチルスだけで説明することは、この研究の結果と一致しません。※3
母親の腸内に由来する細菌の伝達が、新生児の細菌叢を形づくる手がかりとして調べられました。※3
赤ちゃんの腸内細菌叢は生後に形成されていき、出産方法のほか、授乳や抗菌薬などの条件も関係します。※3
帝王切開児では、ブドウ球菌や腸球菌など病院環境に関連する細菌が多く見られましたが、検出が直ちに感染症を意味するわけではありません。※3
また、バクテロイデス属などが少ない傾向も確認され、出産方法による初期の構成の違いが示されています。※3
腸内細菌の違いが健康に与える影響
2019年の研究は、新生児期と乳児期の細菌叢を調べたもので、1歳時点の多様性が一律に30%低いと示した研究ではありません。※3
初期の細菌叢と将来の健康との関係は、引き続き検証が必要な研究課題です。※3
この研究や後述の細菌投与試験から、喘息が20%、1型糖尿病が23%増えるという数値を導くことはできません。※3※4
肥満やアレルギーなどの長期的なリスクについても、今回の細菌叢の違いだけで個々の子どもの将来を予測できるわけではありません。※3
出産方法に加え、抗菌薬の使用などの条件も関連するため、細菌叢だけが原因だと断定することは避ける必要があります。※3
腸内細菌が免疫機能の70%以上を担うという割合も、この資料では確認できず、根拠のない数値で不安を大きくするべきではありません。※3
膣内細菌移植という新しい試み
母親の膣由来の細菌を帝王切開児に与える「vaginal seeding」という実験的な方法も研究されています。※4※5
方法には、採取した細菌を皮膚に塗るものや、口から投与するものなどがあり、試験ごとに条件が異なります。※4※5
2021年の小規模な無作為化試験では、経口投与によって生後1カ月・3カ月の腸内細菌叢を変える効果は認められませんでした。※4
したがって、実施すれば経腟分娩児に近づくと決めつけず、有効性と安全性を慎重に確かめる必要があります。※4※5
病原体も移してしまう恐れがあるため、米国産科婦人科学会は、承認された研究の枠外での実施を勧めていません。※5
研究ではさまざまな方法が検討されていますが、家庭で試す手法として紹介できる段階ではありません。※5
将来の応用には期待が寄せられていても、まずは赤ちゃんの安全と、十分な検証を優先することが重要です。※4※5
出産方法による初期の細菌叢の違いは、帝王切開児が母からの贈り物をすべて失う、という意味ではありません。※3
必要な帝王切開を否定する話にせず、出産後のケアと研究の進展を見守るための知識として受け止めたいところです。
Xのコメントまとめ
それでは、三崎優太さんの新しい家族のニュースについて、Xで寄せられたコメントをまとめましたので、紹介していきます。
筆者のコメント
三崎さんの家族の報告を見て、赤ちゃんが生まれることは、一人の人生だけでなく、周りの人の役割も変えていく出来事なのだと感じました。
出産した人の体に大きな変化があることはよく知られていますが、父親になる人にも心身の変化が見られるという研究は、家族全体を考える入口になります。
ただ、男性にも症状があると知ることと、妊娠や出産を経験する人の負担を同じものとして扱うことは、別に考えたいです。
それぞれの体調を大切にしながら、誰が今どんな支えを必要としているのかを具体的に話せることが大事だと思います。
ホルモンが変わるから自然に良い父親になる、という期待を持つより、毎日の行動で家族への関わりを育てていく方が確かなのではないでしょうか。
赤ちゃんの世話を覚えることも、相手が休めるように予定を調整することも、自分から担える大切な仕事だと思います。
家族の知らせに祝福が集まるのはうれしいことですが、注目の大きさが、そのまま生活の支えの多さになるとは限りません。
だからこそ、外から見る人は理想の親の姿を求めすぎず、家族が自分たちのペースを作る時間を見守りたいと感じました。
今回もう一つ考えたのは、出産方法についての情報を、どのような言葉で届けるかということです。
細菌叢の研究には興味深い発見がありますが、帝王切開だと何か大切なものを失う、という印象だけが残ると、出産した人の不安を強めてしまいます。
命を守るために選ばれた方法を、科学の断片だけで優劣の話に変えるべきではないと思いました。
生後の細菌の構成が違うことと、その子の将来が悪くなることは、同じ意味ではありません。
研究で分かっていることと、まだ検証中のことを分けて読む姿勢は、家族の安心を守るためにも必要だと感じます。
また、新しい方法が紹介されると、何かしなければ取り返しがつかないのではと焦る気持ちが生まれることもありそうです。
けれど、実験的な方法については、期待だけで飛びつくより、安全性や有効性が十分に確かめられるのを待つことも大切な選択です。
赤ちゃんのためを思う気持ちが強いからこそ、刺激的な見出しに出会った時は、本文や研究の条件まで確認したいです。
家族の幸せは、出産方法や体の反応を一つの尺度にして比べることで決まるものではないと思います。
今いる赤ちゃんを大切にし、出産した人の回復を支え、周囲も無理をため込まないようにすることが、まず身近にできることではないでしょうか。
今回の報告をきっかけに、祝福の言葉に加えて、家族を支える具体的な行動にも目を向けたいと感じました。
新しい家族との時間が、完璧さを目指す時間より、お互いの変化を受け止め、助け合いを増やしていく時間になってほしいです。
引用文献
※1 Storey AE, et al.「Hormonal correlates of paternal responsiveness in new and expectant fathers」(2000)
https://dogsbody.psych.mun.ca/abstracts/storey/storey_00.html
※2 Küçükkaya B, Işık HK.「The relationship between the incidence of couvade syndrome and prenatal paternal attachment in prospective fathers and the affecting factors」BMC Public Health(2025)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40640747/
※3 Shao Y, et al.「Stunted microbiota and opportunistic pathogen colonization in caesarean-section birth」Nature(2019)
https://www.nature.com/articles/s41586-019-1560-1
※4 Wilson BC, et al.「Oral administration of maternal vaginal microbes at birth to restore gut microbiome development in infants born by caesarean section: A pilot randomised placebo-controlled trial」eBioMedicine(2021)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34186487/
※5 ACOG Committee Opinion No. 725「Vaginal Seeding」(2017)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29064974/



















