
モーリー・ロバートソンさんの訃報に触れたとき、最初に浮かんだのは「こんな人、もう二度と出てこないのでは」という思いでした。
東大とハーバードに同時合格。さらにMITやスタンフォードまで名を連ねる圧倒的な経歴。普通なら、その肩書きだけで“堅い学者”のイメージになりそうなのに、モーリーさんはまったく違いました。難しい話を誰よりもやわらかく、そして面白く伝えることができる人でした。
テレビのコメンテーターとして語る国際情勢は、常に冷静で、でもどこか人間味がありました。相手を論破するのではなく、「一緒に考えましょう」というスタンス。あの優しい語り口に救われた視聴者は多かったはずです。知識を振りかざすのではなく、知性を分かち合う。そんな稀有な存在でした。
さらに驚かされるのが、音楽家としての顔です。モジュラー・シンセサイザーを操る実験的なサウンド、深夜ラジオでの自由なトーク。ジャンルに縛られず、常に「好きだからやる」という純粋さがありました。頭がいい人というより、“好奇心のかたまり”のような人だった気がします。
そして俳優として『青天を衝け』に出演した姿を見たとき、「この人、本当に何でもできるんだ」と驚いたのを覚えています。存在感が自然で、演技しているというより、そのまま歴史の中に立っているようでした。
天才なのに偉そうじゃない。博識なのに気取らない。そんなバランス感覚こそが、モーリーさん最大の魅力だったのではないでしょうか。
情報があふれる時代に、「この人の話なら聞いてみたい」と思わせてくれる知識人は、実はほとんどいません。その貴重な灯りが一つ消えてしまったことが、本当に寂しいです。
けれど、残してくれた言葉や音楽、出演作はこれからも生き続けます。ふと深夜ラジオを思い出すように、これからも私たちの記憶の中で、モーリーさんは静かに語り続けてくれる気がしています。
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<ツイッターの反応>
zakⅡ
@zakdesk水卜麻美アナ「なんてすごい方、大好きでした」、モーリー・ロバートソンさんしのぶ(1/2ページ) zakzak.co.jp/article/202602… @zakdeskより #水卜麻美 #モーリーロバートソン #ZIP
Keep Running
@runkichiおはようございます。国際ジャーナリストが続けて亡くなった。特にモーリーロバートソン氏が早朝にやっていたFM番組は朝ランの時によく聞いていた。彼の選曲と自説はかなり面白かった。その後タレントから俳優になり実写版ゴールデンカムイにも出演。活動が広がるにつれ発言が丸くなったのは残念だった pic.x.com/84so1NXQJv
HiDe/ガラ爺🇺🇦@🎧🎚️🎛️🎚️🎶
@hidegara53モーリーロバートソンさんと加藤一二三九段ってちょっと似てる気がする。 ご冥福をお祈りいたします🙏 x.com/zyen0/status/1…
SHIGE
@djshigeyanモーリーロバートソンって亡くなったんやね。典型的な左派で言うことも的外れやったけど。
スネイル
@snail01228モーリーロバートソンさん、お疲れ様でした💐 どうぞ、安らかに🙏 youtu.be/dQxJY4GsglY?si…




















